真夏に雪を思い理想を求めしこと(歌舞伎刀剣乱舞 東鑑雪魔縁 2025.8.26 南座千穐楽 実朝公に寄せて)

歌舞伎刀剣乱舞の2作目(東鑑雪魔縁、舞競花刀剣男士)が幕を閉じました 新橋演舞場(東京)、博多座(福岡)、南座(京都)の3箇所を巡る2ヶ月の公演でした 大千穐楽は配信を買って拝見しました。 前作(月剣)の千穐楽配信の後は、よかったね、よかったねしか浮かんでこなくなってしまった、と書いたのですが、 今作の大千穐楽配信を観た後は よぉやりおおせた、よくぞここまでもってきた、という思いになりました 作品全体としては思うこともあったのですが、新橋のときと京都訪問時にだいぶ書いてしまったせいか、なんだか濾しとられてし……

READ MORE 真夏に雪を思い理想を求めしこと(歌舞伎刀剣乱舞 東鑑雪魔縁 2025.8.26 南座千穐楽 実朝公に寄せて)

とうかぶ2025 新橋→京都 気づきめも

とうかぶ東鑑、新橋と京都で変わったなとか気づいた所を書いていきます。メモレベル。真っ暗ですので、手元を見ずに斜めに書いたみみず読み選手権を開催しました。 (博多行ってないのでいつ変わったかはわかりません。) ネタバレしかありません これから確かめるんだから知らせないでよというかたはそっと閉じてください 通路にいる時間遡行軍同士の間隔が狭い。 かなり囲まれた感じはする 赤気でじじばばの髪が赤く見えました 前からなのでしょうがよく見えた 政子が「其方が仏門修行の身でなくば」と口にするに至る前の公暁との会話、少し……

READ MORE とうかぶ2025 新橋→京都 気づきめも

とうかぶ宗近殿の男伊達(勝手解釈的なもの)

舞競花刀剣男士(まいきそうはなのつわもの)の春の踊り”男伊達”の聞こえた部分の歌詞による勝手解釈です。#歌詞は耳コピにて。そのうち大千穐楽の配信で補完…気が向けば上演台本を読みに行きたし。 筋書やガイドによれば三日月宗近が元の主人を思いながら京のゆかりの地を巡るという趣向 桜柳の春錦… 柳桜の春錦 八重の霞にいや高きめぐりに何か音羽山 踊りは、すぼめた傘に頭を隠して下駄を鳴らしての出着流しで帯に尺八を差した男伊達のいでたちで助六の出端を思わせますバタバタバタと雨音の太鼓の音 助六の歌……

READ MORE とうかぶ宗近殿の男伊達(勝手解釈的なもの)

晩成型? とうかぶ東鑑雪魔縁 新橋振り返り(2025.7 新橋演舞場)

「江戸千穐楽おめでとうございます 二作めの難しさ、若い役者さんたちにとっての芝居をすること自体の難しさを感じた月初から、刻々と変わる進化を見るようなひと月でした 上様の真意を本当に引き出すまでのひと月だったかもしれない 好きな役になりましたよ、実朝公。」 Twitter(X)から 刀剣乱舞歌舞伎の2作目「東鑑雪魔縁」(+ 大喜利所作事 舞競花刀剣男士)が7月新橋演舞場で上演されました。この後、博多、京都での上演を控えております。 だいぶ見ました。何度でも見たいというよりはおなか一杯にならなくて、かな。たまに……

READ MORE 晩成型? とうかぶ東鑑雪魔縁 新橋振り返り(2025.7 新橋演舞場)

2025年7月にみたもの(鬼平、とうかぶ2など)

7月はスケジュール的にやらかしまして ハシゴできるだろうと思って、歌舞伎座昼、新橋夜で取ったんですよ そしたら歌舞伎座の終演 16:07、新橋の開演 16:00 よもやよもやだ で、どうしたかと言うと、紅葉狩を断念 他にもスケジュール的にやらかしがあって鑑賞教室が見られず ポンコツすぎる。反省。 今月特に考えたのは お客が持ってる知識をどこまで当たり前とするのか その踏み台なしでどこまで楽しめるかというようなことです。 あ、ネタバレがあります。 いつもはさほど気にしませんが 翌月以降も続く作品があるのでそこ……

READ MORE 2025年7月にみたもの(鬼平、とうかぶ2など)

2025年6月に見たもの(ザ・カブキ、歌舞伎座菊五郎襲名など)

「6月に見て印象深きもの ・歌舞伎座芝浜の飲み会(なんとか家話にしか見えない) ・暫という無形の何かを背負う成田屋 ・小さい杉王 ・歌舞伎家話5周年。小道具の関さん(ナマ!) ・少女仮面で渦巻く紙吹雪を背負って出る松也と共に移動する扇風機 ・正しく忠臣蔵なバレエ ・土屋主税という演目自体」 以上X(Twitter)から 都度都度書いてたら常体敬体(だ・である、ですます)がごちゃごちゃです。ごめん。 歌舞伎座 5月に引き続き、菊五郎、菊之助の襲名公演 昼 元禄花見踊 明治に書かれたそうだが、曲が面白い。お馴染……

READ MORE 2025年6月に見たもの(ザ・カブキ、歌舞伎座菊五郎襲名など)

「雨はまっぴら」な團菊祭と、神谷町小歌舞伎 3rd (2025年5月に見たもの)

2025.5月に見たもの 土日に雨が多くて、弁天小僧の「雨はまっぴらだぜ」の台詞が大変リアルな月でした。今週も雨かい…と思いながら支度してました。 いつもなら座席下に無造作に荷物を押し込めるんですが、濡れ物を「上手く始末」するのがちょっと手間。着物の方も気を遣われたのでは。 第三回神谷町小歌舞伎(2025.5.2 浅草公会堂) 5/1、2の2日にわたる公演の2日目に観劇。 パンフレットがびっくりするほど売れてない、と、昼公演終わりにロビーに出てきてくれた福之助が言っていた。大変じゃのう、自主公演は。 なにし……

READ MORE 「雨はまっぴら」な團菊祭と、神谷町小歌舞伎 3rd (2025年5月に見たもの)

弁天小僧と年下の南郷 (少年は変わりゆく 八代目菊五郎襲名&松也 2025.5 歌舞伎座)

弁天小僧が近くでかかるときは誰のでもなるべく観るようにしている。 今月は八代目菊五郎の襲名で本家本元のお家芸。 後日も見るのだけどまずは三階から観てきた。 1回目 見あらわしになった弁天小僧が話していると侍や女方のときとは違う声がする。 おやじさん(七代目)の声(元がきれいすぎるのでつぶしたそうだ)とも違う声。 ティーダの声だ、と思った。 これが八代目の弁天小僧か。 この人の弁天では個性をいちばん強く感じた。 菊之助時代の弁天小僧も見ている。前はもっと七代目を写したような感じだった気がする。 今回は発声もそ……

READ MORE 弁天小僧と年下の南郷 (少年は変わりゆく 八代目菊五郎襲名&松也 2025.5 歌舞伎座)

仇討、仇討、仇討、獅子、恩返し、マルコ、ワンダバ、たかのすけ(2025年4月に見たもの)

歌舞伎座と、イベント2つとコンサート。 2025.4 歌舞伎座 四月大歌舞伎 朝から、仇討、仇討、仇討、獅子、仇を恩で返す、の構成です。 先月からこの仇討率。 あ、ネタバレあります。ご容赦。 昼 木挽町のあだ討ち 新作。原作を3ページくらい読んで、やっぱ舞台観てからにしよーっと、先に実際の木挽町へ参りました。 主人公伊納菊之助(染五郎)は前髪の若衆で、若殿様のお側に仕えるほどの家柄であることを暗示させつつ母上(芝のぶ)とのどかに雛祭りをしてたところ、突然上役がやってくる。 時を同じくして下男作兵衛(中車)と……

READ MORE 仇討、仇討、仇討、獅子、恩返し、マルコ、ワンダバ、たかのすけ(2025年4月に見たもの)

令和のいろは(2025.3 歌舞伎座 通し狂言 仮名手本忠臣蔵)

2025.3 歌舞伎座 通し狂言 仮名手本忠臣蔵 雪で始まった忠臣蔵の月 この雪が一度では終わらず、さすがは忠臣蔵、雪すら降らせるなどとおもっていたら 先日は三月なのに25度を超えまして夏日を記録しました。気候が激しすぎる。 劇場では花道に物を置いて係の人に注意される人を観測しました。 たまにくる人が多い出し物のときだけある光景。 歌舞伎座で見たのはとても久しぶり。 チケ松満席の日も相当あり、実際大層な賑わいでした。 2階ロビーには判官と由良之助の衣裳の展示もあり。 1階外の売店には忠臣蔵絡みのお菓子がずら……

READ MORE 令和のいろは(2025.3 歌舞伎座 通し狂言 仮名手本忠臣蔵)