Monthly Archive: 2025年9月

2025年9月に見たもの(仮名手本忠臣蔵二段目・九段目、菅原伝授手習鑑通し)

九月が暑いのはもう慣れっこですね。歌舞伎座での菅原伝授手習鑑通しと、国立劇場主催の忠臣蔵の珍しい幕の上演で、見たことがないものを見る楽しみのある月でした。 歌舞伎名作入門「仮名手本忠臣蔵」 (新国立劇場中劇場) 「歌舞伎名作入門」と題して新国立劇場中劇場で行う国立劇場の主催公演の2年目。昨年はあった「未来へつなぐ国立劇場プロジェクト」の冠が取れていて淋しいです。今回は3月歌舞伎座の忠臣蔵通し上演ではかからなかった二段目、九段目をピックアップ。加古川本蔵にスポットを当てた上演で、この抽出の仕方だとだいぶいい役……

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2025年8月に見たもの(南座とうかぶ、稚魚、研辰、などなど)

音と動きがかみ合うしあわせという点が結構共通していた葉月でした。 稚魚の会歌舞伎会合同公演 2025.8.14〜8.17 浅草公会堂 引窓、棒しばり、勢獅子の三本 引窓 義太夫と所作と台詞が気持ちよく合い連鎖する引窓 義太夫狂言はそうできているのだとわかります その仕組みが生きるようにやっていることが好もしい よいものを見ました 母お幸は好蝶。中が若い人であることもわかりつつ老母であることも納得させる感触。 女房お早の春江はせりふに少し拙さがありますが慣れの問題かも 新八の濡髪はよい男で、相撲取りらしくしよ……

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