タグ: 歌舞伎

2025年10月に観たもの(翔之會、歌舞伎座千本桜、御園座菊五郎襲名、又五郎家巡業、松也ルキなど)

珍しくひと月に2回もミュージカル観ました オーケストラの演奏会も行ったし、邦楽器も聴いたので音楽の割合が高くなりましたがやっぱりマゲが好き そしてなぜか道成寺が3回。最後のは予想外。 思い出されるのは断片で、勘九郎の高速毛振り、木の実のご機嫌そうな仁左衛門、いいもん代表彦三郎のお白洲、子どもを抱えた萬太郎保名など。もう一度観たいと思うのは左近小金吾、泥棒と若殿。 仁左衛門は割といつも、ああ、今日もええもん見たなあって感じで、巻き戻したいという感触とは違う。今月はこれでほくほく。でも次も観たい、また観たいって……

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2025年9月に見たもの(仮名手本忠臣蔵二段目・九段目、菅原伝授手習鑑通し)

九月が暑いのはもう慣れっこですね。歌舞伎座での菅原伝授手習鑑通しと、国立劇場主催の忠臣蔵の珍しい幕の上演で、見たことがないものを見る楽しみのある月でした。 歌舞伎名作入門「仮名手本忠臣蔵」 (新国立劇場中劇場) 「歌舞伎名作入門」と題して新国立劇場中劇場で行う国立劇場の主催公演の2年目。昨年はあった「未来へつなぐ国立劇場プロジェクト」の冠が取れていて淋しいです。今回は3月歌舞伎座の忠臣蔵通し上演ではかからなかった二段目、九段目をピックアップ。加古川本蔵にスポットを当てた上演で、この抽出の仕方だとだいぶいい役……

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2025年8月に見たもの(南座とうかぶ、稚魚、研辰、などなど)

音と動きがかみ合うしあわせという点が結構共通していた葉月でした。 稚魚の会歌舞伎会合同公演 2025.8.14〜8.17 浅草公会堂 引窓、棒しばり、勢獅子の三本 引窓 義太夫と所作と台詞が気持ちよく合い連鎖する引窓 義太夫狂言はそうできているのだとわかります その仕組みが生きるようにやっていることが好もしい よいものを見ました 母お幸は好蝶。中が若い人であることもわかりつつ老母であることも納得させる感触。 女房お早の春江はせりふに少し拙さがありますが慣れの問題かも 新八の濡髪はよい男で、相撲取りらしくしよ……

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真夏に雪を思い理想を求めしこと(歌舞伎刀剣乱舞 東鑑雪魔縁 2025.8.26 南座千穐楽 実朝公に寄せて)

歌舞伎刀剣乱舞の2作目(東鑑雪魔縁、舞競花刀剣男士)が幕を閉じました 新橋演舞場(東京)、博多座(福岡)、南座(京都)の3箇所を巡る2ヶ月の公演でした 大千穐楽は配信を買って拝見しました。 前作(月剣)の千穐楽配信の後は、よかったね、よかったねしか浮かんでこなくなってしまった、と書いたのですが、 今作の大千穐楽配信を観た後は よぉやりおおせた、よくぞここまでもってきた、という思いになりました 作品全体としては思うこともあったのですが、新橋のときと京都訪問時にだいぶ書いてしまったせいか、なんだか濾しとられてし……

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とうかぶ2025 新橋→京都 気づきめも

とうかぶ東鑑、新橋と京都で変わったなとか気づいた所を書いていきます。メモレベル。真っ暗ですので、手元を見ずに斜めに書いたみみず読み選手権を開催しました。 (博多行ってないのでいつ変わったかはわかりません。) ネタバレしかありません これから確かめるんだから知らせないでよというかたはそっと閉じてください 通路にいる時間遡行軍同士の間隔が狭い。 かなり囲まれた感じはする 赤気でじじばばの髪が赤く見えました 前からなのでしょうがよく見えた 政子が「其方が仏門修行の身でなくば」と口にするに至る前の公暁との会話、少し……

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とうかぶ宗近殿の男伊達(勝手解釈的なもの)

舞競花刀剣男士(まいきそうはなのつわもの)の春の踊り”男伊達”の聞こえた部分の歌詞による勝手解釈です。#歌詞は耳コピにて。そのうち大千穐楽の配信で補完…気が向けば上演台本を読みに行きたし。 筋書やガイドによれば三日月宗近が元の主人を思いながら京のゆかりの地を巡るという趣向 桜柳の春錦… 柳桜の春錦 八重の霞にいや高きめぐりに何か音羽山 踊りは、すぼめた傘に頭を隠して下駄を鳴らしての出着流しで帯に尺八を差した男伊達のいでたちで助六の出端を思わせますバタバタバタと雨音の太鼓の音 助六の歌……

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晩成型? とうかぶ東鑑雪魔縁 新橋振り返り(2025.7 新橋演舞場)

「江戸千穐楽おめでとうございます 二作めの難しさ、若い役者さんたちにとっての芝居をすること自体の難しさを感じた月初から、刻々と変わる進化を見るようなひと月でした 上様の真意を本当に引き出すまでのひと月だったかもしれない 好きな役になりましたよ、実朝公。」 Twitter(X)から 刀剣乱舞歌舞伎の2作目「東鑑雪魔縁」(+ 大喜利所作事 舞競花刀剣男士)が7月新橋演舞場で上演されました。この後、博多、京都での上演を控えております。 だいぶ見ました。何度でも見たいというよりはおなか一杯にならなくて、かな。たまに……

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2025年7月にみたもの(鬼平、とうかぶ2など)

7月はスケジュール的にやらかしまして ハシゴできるだろうと思って、歌舞伎座昼、新橋夜で取ったんですよ そしたら歌舞伎座の終演 16:07、新橋の開演 16:00 よもやよもやだ で、どうしたかと言うと、紅葉狩を断念 他にもスケジュール的にやらかしがあって鑑賞教室が見られず ポンコツすぎる。反省。 今月特に考えたのは お客が持ってる知識をどこまで当たり前とするのか その踏み台なしでどこまで楽しめるかというようなことです。 あ、ネタバレがあります。 いつもはさほど気にしませんが 翌月以降も続く作品があるのでそこ……

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2025年6月に見たもの(ザ・カブキ、歌舞伎座菊五郎襲名など)

「6月に見て印象深きもの ・歌舞伎座芝浜の飲み会(なんとか家話にしか見えない) ・暫という無形の何かを背負う成田屋 ・小さい杉王 ・歌舞伎家話5周年。小道具の関さん(ナマ!) ・少女仮面で渦巻く紙吹雪を背負って出る松也と共に移動する扇風機 ・正しく忠臣蔵なバレエ ・土屋主税という演目自体」 以上X(Twitter)から 都度都度書いてたら常体敬体(だ・である、ですます)がごちゃごちゃです。ごめん。 歌舞伎座 5月に引き続き、菊五郎、菊之助の襲名公演 昼 元禄花見踊 明治に書かれたそうだが、曲が面白い。お馴染……

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「雨はまっぴら」な團菊祭と、神谷町小歌舞伎 3rd (2025年5月に見たもの)

2025.5月に見たもの 土日に雨が多くて、弁天小僧の「雨はまっぴらだぜ」の台詞が大変リアルな月でした。今週も雨かい…と思いながら支度してました。 いつもなら座席下に無造作に荷物を押し込めるんですが、濡れ物を「上手く始末」するのがちょっと手間。着物の方も気を遣われたのでは。 第三回神谷町小歌舞伎(2025.5.2 浅草公会堂) 5/1、2の2日にわたる公演の2日目に観劇。 パンフレットがびっくりするほど売れてない、と、昼公演終わりにロビーに出てきてくれた福之助が言っていた。大変じゃのう、自主公演は。 なにし……

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