玉手、玉手…玉環
2024.9 研の會と歌舞伎座、同じ時期に音羽屋の摂州合邦辻がかかる 玉手二連発はこってり過ぎてもたれそうと思ってたのですが…なんか思ってたのと違う そんな長月 右近の玉手 堅めの仕草と不自然な大きな声 ああいう行動様式のケースを知っている 常識は通じない 見えない天命に従い 会えると信じてあらぬ所をさまよい 梃子でも動かない 阻止すれば手向かう そのときのその人の世界の中ではそれが真実で正義なのだ 右近の玉手はその頑なな風情を思い出させた ひとは、つくり阿呆じゃないけれど、つくり横恋慕?的なことをしようと……