Monthly Archive: 2024年1月

三箇所で音羽屋詣でなお正月(2024.1)

ここのところ毎年菊五郎劇団の勢揃いした国立劇場で正月を迎えていた。 が、2024年はなにしろ国立劇場がない。 早々に発表になったのは、歌舞伎座で松緑の荒川十太夫再演。 一方で国立劇場のさよなら公演ではロビーに控えめにお正月は新国立劇場で歌舞伎をやる旨の掲示が出ていた。 あら、菊之助と松緑が別々? やがて松也方面から今年で浅草は最後になるだろうという知らせもきた。 こちらは寧ろ今年も残れるのかいという感想。 ばらばらで寂しいなと感じていたら、松也の卒論(?)は宗五郎だって。 ということで、正月は音羽屋を感じに……

御存知と御贔屓の交わる所(流白浪燦星)

ルパン歌舞伎は、自分はああいうルパン(2辺り)がスタンダードと思って時が止まってるので、 みんなが知ってる最大公約数の水戸黄門的コンテンツを作ったものと捉えていましたが 最近のアニメのテイストは違っているらしく、歌舞伎ルパンのようなかっこいいルパンがもう一度見たかったんだ、よくやってくれたという複数の意見を読んで、そういうこともあるのかと認識を新たにしました。 刀剣乱舞歌舞伎もFFX歌舞伎も、原作ファンの方には、いかに”わかってる”と思わせたかがひとつの評価ポイントになっていたと思い……