非常に私的な視点から見た京都オフレポ。

開催日2001.2.3-4

京都駅集合。
京都駅は寒い。そしてへんてこりんな形だ。
9時半に集まったひとたちで、駅のイノダコーヒー店でお茶。
ここの店はミルクと砂糖をあらかじめ入れてよこすのであります。
広島にもできたが、広島のとはあきらかに味が違う。なんでかね。
話をしながらコーヒーを飲む、飲む、飲む。ん?
下のほうに砂糖が…。 うぉー、入れるだけでかき混ぜてくれてはいないのかー。
この日、同じ過ちを犯したと伝えられるものの総数、少なくとも3人。

10時半に本集合。
雪で、新幹線が遅れている。しおざるさんが遅れるらしい。

バスにて太秦へ。
…と思ったら、前の席にしおざるさんが乗ってきた。あら。
(結局着いた所で声をかけた。)
途中見かけたガソリンの値段に驚く。108円?!。たっかーー。


映画村。時系列は、適当。
2200円。高い。時代村よりは安いけど。
自由行動。

入ったら、赤影(今度の映画)のポスターと一緒に北大路・退屈男のポスターが貼ってある。右太衛門追悼企画だそうである。
…いつやるんだ。3回忌追善になっちゃうよ。

オードリーとキネマの時代展、ということで、当時の町並みを再現したものがPADIOS内に作られていた。新横浜ラーメン博物館等、この手の企画は沢山ある。たぶんどこでも同じようなものだと思う。
収穫は椿屋や大京映画の図面が展示されていたくらい。
椿屋、凄く広い。

ここの、映画館(セット)の看板の前で、ぺりーぬさんが、「これが確か胡蝶尼のお兄さんなのよ、なんていう名前だったかしら」とご子息に説明しているのに、わりこんで「霧の小次郎!」と言ってみたりする。「そうそう。役者さんはなんて名前だったかしら。いつも忍者の役とかのひとなのよー」とのこと。家に帰って確認したら大友柳太郎でした。
ぺりーぬさん、「○○は5作目だったかしら」等々とてもよくご存知。

御老公ぽすたー前に来たときも思ったけど、太秦映画村は、「映画村」というだけあって、テレビには冷たい気がする。もっとテレビ関連の資料があってもいいと思うんだけどな。古崎さんも案外テレビの資料はありませんでしたね、との感想。

そう。土産ですらそう。
モーニング娘。とかのブロマイドはほかでも買えるんだから、ここで売らんでもええよ。暴れん坊将軍グッズとかがもっとあってもいいんじゃないのかな。
ポスターとか売ってたら買うよ。

土産もの屋の一画に、水戸黄門漫遊の館というのがある。
つまらなく見える一画だが1人で来たら、ここで、じーーっと居座るところだ。
(別に水戸黄門が大好きなのではない。考古学的に興味がある。)
ディスプレイの第何部とかいてあるところをタッチすると画面にその部の1話1話の1シーンが順に表示される。(各部のちらっとした説明だけだと思ってたのだが、これは膨大…)
各部のポスターも全部展示。
こういうものがもっとあっても良いと思うのだが。

セットは…写真で見てください。詳しくは省略。

後ろの方に見えるお城は、絵です。この写真は、まだ人がいる方。他の写真は、見事に無人くん。魚屋の写真なんか、人がいないと「炎天下で魚がしんでるー」みたいに見えて不気味。 このプールは、私の好きなところで、今回もやっぱし写真とってました。気を抜くと怪獣が出るので、怪獣のでないうちに撮影。(行ってない人には何のことだかわからん。)


暴れん坊将軍の800回スペシャルで使用された大砲が展示してありました。前回来た時は当時撮っていた赤穂浪士(12hドラマ)用の駕籠とか、小道具が割と放置してあったのだが、今回はあんまり面白いものは落ちてなかった。

見えるかな? 上記の作品がただいま撮影中。ガラス張りスタジオでは見難い場所で水戸黄門の撮影があるとの情報だったが、見つけられず。
公開されているスタジオで、時代劇のひみつをレクチャーする寸劇?のようなものがおこなわれている。バカだが結構面白い。

あとは、前にも見たのとほとんど印象が同じな宍戸大全チームによる忍者ショー。
海外からのお客様が多く、写真撮影大会となり、軽く英語でさばく悪の首領。時間が押してくると「I have no time!」。
客席中央の道になっているところを忍者の人が駆け抜けたりする。先日演劇界で読んだ澤村田之助丈の思い出話に、昔、地方の劇場の花道が土間だった頃、助六が「ごめんなさい、ごめんなさい」と客をかき分けながら出て行ったという話があったのを思い出す。きっとこんな感じだろう。ここには客席と花道を隔てるロープすらない。
家光を狙う根来忍者と公儀隠密との戦いというストーリーを、ダンナは、伊勢の戦国時代村で見たのとおんなじ、と言った。(ちなみに伊勢のは、家康の伊賀越えだった)
曰く「なんで同じなの?やってる人が同じなの?」違うけどやってることは同じだな。


映画村を切りあげ、ロケ地めぐりへ。
まず電車で車折神社。
芸能神社が同じ境内に。ってことで、奉納された芸能人の名札多数。
面白いのだが、見学者、はっと我に返って気づくわけだ。「これを見に来たんですかー」の声。
一応ロケ地。東映で使っている場所だそうな。ということでしののめさんはあまり思い入れがないそうな。私も別に思い入れはないけどね。

そこから歩いて歩いて渡月橋。思いっきりコンクリートになっていることは知っていたが、改修中で緑のネットが張ってあり、さらに風情無し。
渡ってまた歩いて歩いて歩いて、…どこにつれていくんじゃい。
「はいしゃがんで」
しゃがんで土手を見ると、うまい具合に人工物が見えなくなって、街道に見える。
と、参加者有志2名による駕籠屋(のまね)がやってくる。実に心得ている。(あ、写真には写ってません。)

渡月橋の方へ戻ってゆくと、もう1個橋。名前何だっけ。あ、中之島橋か?。ここも公衆便所が見えたりして風情無し。
ロングのときはここを映し、アップではセットを使ってつないで使ったりするとのこと。時代劇撮るのって大変。

それから、壁。これも結構よく使う場所。

節分でにぎわう神社を抜けて嵯峨野の竹やぶへ。まあ…竹やぶだ。
京都のひとにとって節分は重要とみえる。手に手に笹を持って境内へ向かう人々。今年は土日が重なってなおさらかもしれない。お祭りだ。いいなあ。お祭り。

んで、「関東では巻き寿司食わないんですって?」と来る。2回くらい聞かれたかな。
関東、ってのは、多分東京タワーの電波の届くところだ。きょうび、文化圏はそうやって作られる。「食べません」と言っておく。
ちなみに私は関東の人ではないのだが、私が住んでいたほかのところでも食わない。
多分、大阪や京都と同じ電波が届いたり、同じスーパーマーケットのあるところでは、そういうことをやるんだろうと思う。

しばらく自由行動。
この時点で、ぺりーぬさん親子と分かれる。ごあいさつもできませんで。(平伏)

この辺りでは、夏には冷やし飴(生姜味の甘い飲み物)がたくさん売られていた気がするが、べつに冬に飴湯を売っているわけではないらしい。寒いねー。飴湯は売ってないんだねー。なんてだんなとしゃべりながら、その辺の神社に参拝。
沢山歩いてすっごく疲れたので、なんかあまいもんでも食べようぜ、と甘味やさんに入る。
店を出たら、糸井貢さんにつかまる。(あ、石坂浩二につかまったわけじゃないです。)
自分(糸井氏)が言い出しっぺなのだがこんなでかいオフ会になってびっくり、だそうだ。ごめんねー、でかくして。ていうか、その会って、ほんとにこれ? わたしゃそっち(必殺)の事情はよくわからんので、とりあえず、笑っておく。注:いまだによくわからない。

で、京福電車の嵐山駅にて一旦解散。歩いてJRの駅まで行って、そこから京都駅へ。電車で爆睡。

交流会
早川さんと合流。
そして、だれも店の詳しい場所を知らず。(苦笑)
私「七条烏丸の、かどっこ(角のこと)のビルの地下みたいなんですけどねえ」
こういうとき、京都の交差点名は便利だ。ちゃんとたどりつけたぞ。

junjunさんのベストはなんですか。やっぱり暴れん坊将軍ですか?と訊かれる。ほらきた。必ず訊かれるんだ、オフ会ってやつぁ。
ベストって言われてもな。ぽりぽり。それで、わりと、毎回違うことを答えている。
今回は無難に、暴れん坊将軍の宮内洋が出てた頃(ごく最初の頃)、と言っておく。

2500円の料理を頼んでたけど、やっぱり残っちゃった。
最後のわさび入りおろしうどんはキョーレツ。反則だよ。こんなのは。

一旦解散。

夜レンタカーに乗り込んで宿へ移動する。途中、ダンナの携帯が鳴る。
話の様子からして、ダンナの実家(広島)でパソコンが壊れたもよう。ダンナ、ずーーーーーーーーっとサポートセンター代わりに話を聞きつつ宿へ到着。 まだしゃべってる。おいおい、だいじょうぶなんか? (続く)


前に行ったときの煎餅レポ(再掲)
タイムスタンプ見たら、前に行ったのは1998.8 だったらしい。