ちょっとブランクがあって、再開はあるのだろうか?とどきどきさせていた大岡越前。15部も無事始まってまずは、安堵。長い大岡越前の歴史の中ではこれくらいのインターバルはそう珍しくはないのですが、現れないとやきもきしますね。
大岡さんについて一家言ある方はいつものように物書きどころ、またはメールでどうぞ。
★本特集の編集に当たっては、えちぜんがにさまからご承諾をいただき、「越前蟹ホームページ」掲載の放映データを一部使用させていただきました。ありがとうございます。
というわけでのっけからいきなり
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大岡越前守忠相さんは、南町奉行であらせられます。
妻の雪絵さんとは30年近く。仲むつまじく暮らしておいでです。
残念ながら、父上はなくなられました。
事件が起これば、部下の同心たちは、お奉行の支持の下、自分の足で捜査をおこない、お奉行にご報告。
元盗賊の密偵も活躍し、事件解決への地道な努力は続きます。
ときどき、上様がとてもお忍びとは思えない格好で「お忍び」にでるため、やっかいなことになって、お奉行はちょっと迷惑します。
途中でけが人が出ればお奉行の親友の伊織先生にみてもらいます。
時には、伊織先生の豊富な知識が捜査の鍵となります。(視聴者、ここで「何科なんだ、伊織」とつっこみをいれる。)
お奉行と伊織先生はかれこれ30年近く仲むつまじく、喧嘩もしながら……以下略。でも伊織先生は長崎がお好きで、ともすると出かけられてしまいます。
努力の甲斐あって悪人はお白州へ。
お奉行による丁寧な吟味がおこなわれます。
ときには悪人たちの弁解を、みごとな筋道でつきくずし、
時には、町人たちの紛争を、みごとな機知で解決します。
悪人がおそれいったからといって、すぐに一件落着させてしまうお奉行ではありません。念には念を入れて、のちほど沙汰する、ことになっています。
事件が解決を見、ほっと一息ついたみなさんは、和気あいあいと居酒屋たぬきで談笑するのでした。……というようなので、だいたい遠くないと思います。
ナショナル劇場恒例、第1話の火事。15部もお約束通り、火事がらみ。
水戸黄門、が火事で始まり、当たったことが先なのか、 そもそも「火事で始まると縁起がいい」という言い伝えがあって、ナショナル劇場でもこれに従ったのか、分からないところです。古い時代劇をご覧の方のご記憶はどうでしょうか?
ところで、えちぜんがにさまによると第1部第1話、は現在では再放送されないそうです。わたしは、「町火消し誕生」が第一回なのかと思ってたよ。火事だし。
欠番な理由は知りませんが、もし差別的表現が入っているといった理由だったら、「まずそう」だからといって、なかったことにしてしまうのはどうかなあ。どういうところがどうだめだから見せませんとか、見せますけど、こういう行動はこのましくありませんね、とか明らかにして欲しいものです。脱線しました。
大岡越前は、第15部内で通算400回を迎える。 一人の主人公が続けて登板している現行(今後も続く可能性がある)番組としては、暴れん坊将軍(S53年〜)に次ぐ長さ、で間違いないと思う。
もちろん、足かけ年数では大岡越前の方がだんぜん長い。
補足:東野黄門様の記録381回を塗り替える382回目の放送は1998.10.6の予定。また、第15部全26回を無事終了すると通算402回となる。
大岡越前、は見るのに持久力が必要な番組だ。…と、思う。いや、こんなことを言っている人は他に聞いたことがないんですが…私が歳なんでしょうか (^_^;;;)。
この番組は30分あたりから見だしてもおもしろくないんですね。おなじみさんとのやりとりも、事件の発端から、捜査の過程、事件の鍵、お白州までも、ぜんぶ身を入れてみてないと、大岡越前という番組をみた、と言えないような気がする。これは、なかなか体力というか「あたま力」を要求されます。
講談以来の定番ヒーローでありながら、水戸黄門や遠山の金さんと(あるいは、暴れん坊将軍と)違って大岡さんは変身しません。そのせいで、その手のなにも考えなくていい部分は少なくなっています。では、大岡越前においてこのような息抜きに当たる部分は何なのか、というと、ずらりとならんだレギュラー陣なのであろうと思います。…そんなわけで、レギュラーが変わるとなぜかよけい体力が減ってゆくのであった。
蛇足ですが、水戸黄門の場合、お約束大集合で、頭を使わなければいけない部分はきわめて少ないですね。体力温存。高齢の方に好評なのはそういう理由だったりして。
たーらーららー、と歌っていたら、となりで旦那が、「宇宙からのメッセージ」の曲を歌い出す。ちがう、ちがうんだ。これは大岡越前なんだってば。
アレンジは4種類あるらしいです。15部で変わったので5種類かな。詳細をご存じの方教えてください。
新しいテーマ曲はやっぱり打ち込みなのでしょうか。打楽器が、あ、あたしが打ち込んでもやっぱりこうなるよ、という感じの聞こえ方をするのですが、気のせいでしょうか。気のせい?
ノベライズ版が結構たくさん出ているらしいのですが、実物をみたことなし。
かつてはグリーンアロー出版。後にはナイタイというところから出ていたそうな。 (以上は「LOVELOVE大岡越前」様掲示板からの情報。)
丸善ホームページで検索したら、でてきたものの「取扱不可」とのつれないお言葉でしたが、紀伊国屋書店ではそこまでは言われませんでした。買えるのかな?? いちおう分かりましたのでどうぞ。ちなみに、葉村彰子で検索するとらくちんです。
(丸善ホームページの和書検索より)
1998.9.11までの判明分
頼むから同じ役名ばかりつけないでくれー。あと、役者同じなのに別人になるのも勘弁してー。わけわかんないよー。
大岡越前
TBS
月曜 20:00-
原案:葉村彰子
音楽:山下毅雄
キャスト:(原則2シリーズ以上出てる人。括弧内は「部」)
大岡越前守忠相/加藤剛、
雪絵/宇都宮雅代(1-6)→酒井和歌子(7,8)→平淑恵(9-)、
榊原伊織/竹脇無我(1-。6部は出演せず。4部14部は1回だけ出演)、
徳川吉宗/山口崇(1-)、すっとびの辰三/高橋元太郎(1-)、
猿の三次/松山英太郎(2-4,6-11)・松山省二(5)、
大岡忠高/片岡千惠藏(1-6)、妙/加藤治子(1-7,11)、
村上源次郎/大坂志郎(1-9)、千春/土田早苗(1-4)、海野呑舟/志村喬(1-4)、
吉本作左ヱ門/堀雄二(1,2)、以禰/望月真理子(2,3)、
神山左門/天知茂(1-3)、鳶の伊三郎/中村竹弥(1-3)、
政吉/里見浩太朗(1-3)、加代/武原英子(1-3)、
中山出雲守/永井智雄(1-4,7)→北町嘉朗(10)→高野真二(11-13)
おはな/遠藤真理子(5-7)→香山まり子(8-10。役者改名?)、
風間駿介/和田浩治(5-9)、結城新三郎/西郷輝彦(6,14)、
高木保之進/高井清(8-。9部より高井清史と改名)、
志保/根本律子(7-14。10部より根本りつ子と改名)、
おけい/叶和喜子(7,8)、蕪木兵助/森田健作(8-11。12部1話で殉職)、
出目の勘太/谷幹一(8-)、水すましの源五郎/薗田正美(8-12)、
立花喬之助/佐藤佑介(9-14)、千鶴/舟倉由佑子(9-14)、
佐橋孫兵衛/佐野浅夫(10-13)、お柳/森マリア(10-13)、
千夏/川島なお美(11-13)、お梅/武田京子(11-13)、
片瀬堅太郎/佐野圭亮(11-)、筧甚八/原田大二郎(12,13)、 片平弥平次/西岡徳馬(12,13)、お鈴/花島優子(12,13)、久助/井上茂(12,13)、
北村一平/島英臣(12-14)、丁の目の半次/左とん平(12-)、赤垣伝兵衛/小松政夫(12-)、
蛍/浦田久美(13)→板野有香(14)、静加/藤間紫(13- )、すみれ/吉井丈絵(13-)、
夏目甚八/てらそま昌紀(14-)、
ナレーター/芥川隆行(1-11)→杉山真太郎(12-14)→柴田勝彦(15-)
※おはな、については、同一人なのかよくわかりませんので、遠藤真理子さん以外は各部の紹介に配役を載せています。
※高井清さんは7部で「養生所々員」で出ているそうです。同一人物の想定かどうか、はっきりしないので、「高木」としては8部からとしておきます。(9部は名前がでないけどどうすべきか。)
製作:C・ A ・L
(各部、その部のみのレギュラー出演のキャストを記載)
第1部
1970.3.16-1970.9.21 (28話)
キャスト:中山新八郎/杉良太郎、弥助/鶴田忍、
特筆事項:第1話が現在欠番らしい。
第2部
1971.5.17-1971.11.22 (28話)
第3部
1972.6.12-1973.1.15 (31話)
キャスト:大岡忠宣/大川辰五郎(忠相の息子)、池田大介/原田大二郎、お菊/森田由紀子、おきん/桜むつ子、おはな/田坂都
第4部
1974.10.7-1975.3.24 (25話)
キャスト:相良俊輔/三浦友和、綾/吉沢京子、美乃/本山可久子、お千代/沢田亜矢子、お葉/江波杏子、文吉/三ツ木清隆、おはな/結城しのぶ
第5部
1978.2.6-1978.7.31 (26話)
千絵/山口いづみ、工藤新吾/藤間文彦、おとき/榊千代恵
第6部
1982.3.8-1982.10.11 (32話)
いね/仁和令子、おきみ/岡田美佐子
第7部
1983.4.18-1983.10.24 (27話)
留吉/大橋壮多、(養生所々員)/永野登志雄、(養生所々員)/高井清
第8部
1984.7.16-1985.1.21 (26話)
お由美/山本郁子、
第9部
1985.10.28-1986.4.21 (26話)
脚本:大西信行、櫻井康裕、芦沢俊郎、葉村彰子、加瀬高之
監督:倉田準二、岡本静夫、居川靖彦、工藤栄一、山内鉄也、
キャスト:おあき/坂上味和、おなつ/桂川京子、おはる/加藤由美、おふゆ/小林有里、おちよ/片山由香
第10部
1988.2.29-1988.9.5 (27話)
キャスト:北風正吾/四方堂亘、お千代/西村美有紀、おたま/高橋靖子、しのぶ/清水美砂
第11部
1990.4.23-1990.10.15 (26話)
脚本:大西信行、土橋成男、芦沢俊郎、
監督:高倉祐二、山内鉄也、矢田清巳、松尾正武、宮越澄、
キャスト:お京/相良晴子、おはな/安永亜衣、お松/海野圭子、お竹/中尾麻祐子
第12部
1991.10.14-1992.3.30 (24話)
キャスト:お玉/宮川明子、お千代/山下志麻
特筆事項:第1話にて、役者さんが亡くなった猿の三次、および、議員さんになった森田健作の蕪木が殉職。
第13部
1992.11.16-1993.5.10 (26話)
キャスト:永松左兵衛/中野誠也、お君/彩木優花、
第14部
1996.6.17-1996.12.2(24話)
キャスト:子吉/中村獅童、お鈴/中野みゆき、お春/稲村有紀、お秋/彩木優花
第15部
1998.8.24-
キャスト:北島駿介/島英臣、房吉/うえだ俊、太市/水野純一、笙子/河原崎有稀、隼の六助/桂三木助、お花/森永明日夏、菊江/弓場沙織
特筆事項:ナレーターが柴田勝彦さんに。前ナレーターの杉山真太郎さんが先日亡くなられました。ご冥福をお祈りします。
参考文献・参考サイト
(番号は当サイト内で使用している統一の番号です。番号が飛んだりしているのは、そのためです。)
(7) ノスタルジックTVグラフ3 時代劇解体新書
(ノスタルジックTV倶楽部編、メディアファクトリー刊) [単行本(mook)]
(20)みんなのテレビ時代劇(1998 アスペクト刊)[単行本]
(未採番) 越前蟹ホームページ[WWW]
(未採番)週刊テレビガイド(雑誌) 1998.8.22号
Last modified: Sat Sep 26 16:02:14 1998