1997年の時代劇



見てないのもあるのでこーれはおもしろかったぞーとかいろいろ教えてください。

データはこっち

大河ドラマ
毛利元就
NHK
日曜20:00
あまりみてません。見ていた人の意見では、脚本の都合で、そ、それはないだろう、というような史実の改変がおこなわれていた模様。
個人的に、松坂慶子のみょーなのうてんきさが印象的。

天晴れ夜十郎
1996.9.13-1997.3.21 23回
金曜20時
NHK
現代人の主人公がタイムスリップした先は江戸時代。
しかし、彼は元自分のいたところも名前も何も覚えていなかった。
お絹に助けられ夜十郎という名前をもらった主人公は悪と戦う。
やがて、見えてきた彼の敵は南町奉行の鳥居耀蔵だった。
登場人物には、直侍・三千歳や鳥居甲斐守、遠山景元など、知った名前がずらり。
河内山が石坂浩二には参った。そうくるかね。
関連するよそのページ: 天晴れ夜十郎 阿部ちゃんのファンサイトから

新・半七捕物帳
金曜20時
NHK
若い頃の半七の活躍を描く。殺人事件さわぎで、3本がお蔵入りになっているとのこと。原作でも結構な剣幕で啖呵を切る半七だが、真田広之に詰め寄られるとかなり恐い。きびきびと機動力のある半七には江戸の路地は狭そうである。三木のり平は語りと言うより案内役。
関連するよそのページ:
新・半七捕物帳
NHKの番宣ページ。探すのに苦労するがまだ残ってます。
百合スポバックナンバー
あらすじあり。

寺小屋ゆめ指南
金曜20時
NHK
寺子屋の先生である熱血青年正二郎の周りに起こる出来事と主人公たちの成長。
くどいという人と面白いという人にまっぷたつに分かれてしまった。
個人的に、この程度のくどさはNHKなら普通じゃないかと思う。
なよなよした中条きよしと小林幸子の演歌な夫婦が見所。
あと、時代劇では存在感のある玉緒ちゃんと千葉ちゃんも見逃せません。
(後日談)終盤の見所は、千葉ちゃんの娘と千葉ちゃんの剣劇。これは近年にない名決闘シーンになりました。ビデオ撮影がかえって臨場感を出して良い結果になった珍しい例。最終回を見ての感想は、なぜ女連れで長崎へ行くかー。 関連するよそのページ:寺子屋ゆめ指南
NHKの番宣ページ。

さむらい探偵事件簿
火曜20時
日本テレビ
松田優作の探偵物語(テレビシリーズ)を時代劇にしたら、という発想で作られたという。ちらっと見たが、いつものような高橋英樹が出ていた。
関連するよそのページ:さむらい探偵事件簿
日テレの番宣ページ。

水戸黄門(第25部)
TBS
月曜20時
見る人は見ているし、見てない人は見てない。
私は、実はあまり見ていない。
が、ストーリー的な変化が進行中の模様。もうすぐ26部が始まるので注目。

南町奉行事件帖 怒れ!求馬
TBS
月曜20時
町奉行根岸肥前守の孫、求馬が勘当されたふりして町に住み着き事件を解決。
ピンチに求馬の持っている鉄の「馬」の駒が悪人めがけて飛ぶ。同心も駆けつけて悪ものはお縄に。お奉行がお白州で詮議。奉行、いいもんには甘い。奉行日記を付ける。
所見
なんと、同枠8年ぶりの新企画。
全体的にはばらばらしていて、印象が散漫。
求馬の立場が中途半端だし、各キャラクターがあまり生きてない。登場人物が多すぎるのかな。求馬いいキャラクターになりそうなのにね。
音楽
オープニングはBEGIN。チャンバラの時にはオープニング曲のメロディーなしカラオケ(ジプシーキングス風)に別のアドリブをのせたような感じの曲が使われます。これで最後までいくかと思うとそうじゃないんだな。エンディングのサックス中心のフュージョンっぽい音楽に途中から変わる。いろんな曲を使うのはいいですが、ちゃんばらくらい一種類にしてもいいんじゃないか。
関連するよそのページ:怒れ!求馬
オフィシャルページ。
求馬こと原田龍二の直筆エッセイあり。

鬼平犯科帳
フジテレビ
水曜20時
すでに、お待たせ路線として定着した吉右衛門・鬼平。
吉右衛門さんも鬼平がわかってきたのでまた1回目から撮り直したいなどとおっしゃっているそうな。
佐嶋様の不在はちょっとつらい。
関連するよそのページ: 木村忠吾ファンクラブ

銭形平次
フジテレビ
水曜20時
あまりにすぐおわっちゃったんで見てません。(5回ってのは何なの!)
1998年1月28日より新シリーズに入り、これが終了すると北大路銭形平次シリーズはひとまず幕を下ろす予定だそうです。
関連するよそのページ: 東映テレビ事業部
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御家人斬九郎(第2、第3シリーズ)
フジテレビ
水曜20時
うまい話がある。→まさじょ喜ぶ。→かかわっているうちに、裏が見えてくる。→斬九郎、蔦吉ねえさんとおおあばれ。→うまい話ぱあ。など。
斬九郎はこの冬シリーズで3シリーズ目となる。
1回目と2回目は(たぶん渡辺謙の病気のため)だいぶ間があいており、2回目の時には前の収録分も混ざっていたと聞く。(どこで聞いたかは忘れた。)
1997年の2つのシリーズでファンが定着した感がある。
斬九郎は一応お血筋の方なのだが、それを事件解決に使おうとしないし、感じさせない。御存じものでない分お約束が少なく、その分パターン化をまぬかれている。
斬九郎の渡辺謙はコミカルだけどかっこよく、蔦吉の若村麻由美はきれいで強くて気が強くてかわいい。二人の大暴れの胸のすくこと。そして母上・麻佐女は気位が高いくせに物欲旺盛で他人に厳しく自分に甘い、しかも岸田今日子。(岸田今日子だというだけでも「怪物」なのに。)
音楽は目立った使われ方をしないが、ジャズっぽい音楽。
関連するよそのページ:

御家人斬九郎。美しいサイト。人物紹介が面白い。
本所割下水
うち(geocities)のご近所でみつけた井戸端が盛況な斬九郎サイト。十八松平の系図があったりする。

遠山の金さんVS.女ねずみ
テレビ朝日
土曜20時
基本は、松方弘樹の金さんなのだが、そこに2代目鼠小僧・古手川祐子がからむ設定。
金さんはネズミの正体を知っているが、ネズミの方は金さんの正体を知らないので、結局金さん優位な感じ。
1998年春には再び登場予定。
関連するよそのページ: 東映テレビ事業部
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暴れん坊将軍VIII
1997.7.12-
テレビ朝日
土曜20時
徳川吉宗/松平健、鶴姫/中村あずさ、十文字隼人/大森貴人、あやめ/大竹一重
長次郎/山本譲二
松平健が舞台をやる間はお休みになり、再開するとどんどん添字の増える暴れん坊将軍。とうとうVIII です。そして1998年で20年。
頭勇退。爺・忠相交代。吉宗の許嫁登場。
IIIのときに免疫出来たから大幅リニューアルにももう驚かないもんね。
吉宗の嫁さん候補鶴姫の紫頭巾は「江戸を斬る」風。
お庭番に苗字復活。でも十文字と来たら小弥太、隼人と来たら一文字じゃないのか?
(後日談)中村あずさが実生活で結婚・引退を発表してしまったので、「次回作は夫婦将軍大暴れか」、の夢はついえてしまいました。つまらーーん。
関連するよそのページ
暴れん坊将軍VIII
テレビ朝日内オフィシャルページ。
東映テレビ事業部
番組の紹介をたどると当番組もあります。なぜ吉宗は刀を返すのかについての公式見解(?)も。テレビ朝日内のあらすじでは7-9話あたりが変ですが、こちらは大丈夫のようです。

快刀!夢一座七変化
テレビ朝日
木曜20時
長坂秀佳氏が脚本を手がけています。
最近この手の集団お助けものが流行らないのですが、なんでかなあ。
この話、なんか画面がとても白かった印象があります。
関連するよそのページ: 東映テレビ事業部
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プロデューサーのお仕事・「快刀!夢一座七変化」
プロデューサーさんの頁で、ストーリー紹介などすべてにリキが入ってます。

司馬遼太郎の功名が辻
テレビ朝日
木曜20時
「山内一豊の妻」のはなし。立派な妻に檀ふみ。現代からそのまま出てきたような辺見えみりちゃんとの対比がなんだかすごい。

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藤沢周平の用心棒日月抄
時代劇メーリングリストでは、かつてのテレビ化作品との比較などで、盛んな議論が繰り広げられましたが、「原作がよすぎる」ということのようです。
小林稔侍さんはどうもあまり強そうには見えないんですが、あれだけ死なないってのはきっと強い侍なのねぇ、と思いながら見てました。

関連するよそのページ: 東映テレビ事業部
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プロデューサーのお仕事・「藤沢周平の用心棒日月抄」
小嶋さん、続きはぁーー?

新・御宿かわせみ
旅館かわせみの女主人るい、と恋人・東吾の周りに起こる出来事。
るいは(暗いと言う意見もあるようですが、たしかに。)まあまあ。東吾ですが、村上弘明ってニンかなあ。
音楽は服部克久おとーさん。美しいメロディーに厚みのある編曲は、情感をもりあげます。

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編笠十兵衛
お菓子屋さん(といっても、時代劇なので和菓子)の婿さんと、隠密(あの札(?)、あんまし、役にたってないよね)で剣の達人という別の顔を持つ主人公…なんだけど、村上弘明がやると、表裏の顔を使い分けてるのではなくて、場面場面でそれ相応の対応をしているだけだよ、と言う風にみえます。たぶん、どっちもそんなに嫌いじゃないんだろうなあ。
で、歌舞伎を題材にしたりして、1話完結として見てもそこそこのレベルですが、サイドにちらちらと絡んでくる赤穂関係(←そしてだんだん絡みまくってしまう。)と隠密同士の関係など、連続して見ないとこの作品のほんとのしくみは見えない。
おともだち、堀部安兵衛の「にかっ」という笑みがやたらさわやか。自分的にはこれだけでも見る価値有り。



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Last modified: Sat Apr 25 1:56:48 1998